局所再発に思うこと(2)センチネルリンパ節生検
脇リンパに再発し、腫れていたリンパ一個と、胸にあった怪しいしこりを切除しました。
初発のセンチネルリンパ節生検は、転移なしの陰性で、リンパ節郭清はしていません。
初発時とったのは、センチネルリンパ節1個のみ。(胸は浸潤部分は小さかったが、非浸潤の広がりが大きく、全摘しました。)
今回、なぜ?リンパ?という疑問がありました。
でも、色々調べているうちに、リンパ節生検の同定率は当然100%ではないという事実を思い出しました。
まさか、自分の身に降りかかるとは思っていませんでしたが、センチネルリンパ節の見逃しは、2〜5%くらいあるようです。
ネット上で、乳がんのQ&Aをしてくださっている病院のサイトで、質問してみたところ、
今回腫れて来たリンパ節が、本来のセンチネルリンパ節だったのだろうとのこと。
確かに、そう考えれば話はすっきりします。
主治医から、再発時に、説明されたのは、
「初発時から、見えないレベルであったんだろう」
というざっくりした内容だったので、
自分では、
「センチネルリンパ節に、微小転移していたが、術中迅速検査ではわからず、さらに病理でのスライス検査時にもちょうどスライスの間にあったかなにかで判明せず。なので、リンパ郭清はしなかった。だか、当時すでに、センチネル→今回腫れたリンパの流れで転移していて、取り残した方のリンパが数年かけて肥大した」
と理解していました。
でも、術後の病理でもわからないくらいの微小転移でも、センチネルより先のリンパに転移しちゃってたのかなぁ?となんとなく腑に落ちませんでした。
センチネルリンパ節が間違っていたなら、わかりやすいですね。
初発時:センチネルリンパ節ではないので、転移なしの陰性。→本当のセンチネルリンパ節には、すでに転移していた。(術前の画像ではわからないレベルだったのでしょうが、ちゃんと同定できていれば、術中検査か、病理では転移がわかったのではないでしょうか)→取り残したので、数年かけてリンパ節が腫れてきた。
流れとして、スッキリします。
今となっては、理由はあまり関係ありませんが、気持ちは前向きになります。
取り残したから、取りました。
以上。みたいな(笑)
まあ、かなり低い確率を当ててしまった感は否めませんが( ;∀;)